厳しい寒さと降雪直後の美しさ。
強い寒気の流入により、登山口辺りでも雪が舞ったようでした。合戦小屋辺りで10~15センチ、燕山荘周りで20センチほどの降雪となりました。山荘直下はまだ夏道が通行可能で急激な積雪量の増加とはなりませんでしたが、そろそろ根雪となるのでしょうか。
午前中いっぱい雪が降り続きましたが、13時過ぎ、突然視界が広がり始めました。降雪直後の最も山が美しくなる時です。ちなみにこの時間帯が今日の一番気温の高い時でして、-5.5℃。今朝はと夕方は-10℃。とにかく寒い一日でした。
こうしてみると今回は結構下の方まで雪が降ったことが分かります。木々には霧氷もつき、とてもきれいでした。
しかし、この晴れ間は短く、2時間ほどして再び雪が降り始めてきてしまいました。
明日は今シーズン最後のヘリコプターによる物資輸送の日です。小屋にある不要なものをあちこちから出してくると思った以上の量になりました。氷点下の中での作業となり、作業の後半には寒さで口もこわばり、みんなうまくしゃべれなくなっていました。とにかく今日は寒い一日でした。
19時を過ぎると天気は回復してきて、待ちの灯りや月や星がきれいに見え始めてきました。写真を撮ろうと外に出てみたものの寒くて長くはいられません。それもそのはず、気温は-10℃近くまで下がっていました。ここ数年、暖冬傾向にあり、雪の降り始めも遅かったのですが、今年はここ数年よりは雪の降り始めが早く、例年並みに戻ってきているような感じもします。この先はどうなることでしょうか。
河地