初冬点描
11月11日(土) 午後3時現在の気温 :2℃ 天候 : 曇りときどき雪
今朝の気温はマイナス2度・・・。
標高1400mの有明荘周辺はもちろん、中房線も第5発電所辺りまで、落葉樹の葉がすっかり落ちて、初冬の様相になって来ました。特に、今日のように暗い曇りの日には、冬枯れの雰囲気が何とも寂しげではありますが、葉が落ちた事で、其処此処に発見があるこの時期は、1日中歩いていても飽きることがない楽しい季節でもあります。
葉が茂っていた時には見えなかった河原の向こうの木々。競うように空へまっすぐ伸びる一群は東山魁夷の世界のようです。
下草が枯れた林の中に入っていくと、サルノコシカケ科のキノコが朽ちた倒木からまとまって生えていました。
お気に入りの場所、「中房橋」から見える板状節理とグリーンの清流が美しい景色も、木々に葉が無い事で、いつもよりずーっと遠くまで見渡せます。
そして、見上げれば、木々は黒いシルエットとなって、曇り空に芸術的な線を描いています。そんなこんなで、実は、毎年、ワタシはこの時期を密かに楽しみにしております。
(猪股け)