有明山裏参道(松川ルート)
11月14日(土) 午前10時現在の気温:8℃ 天候:晴れ
営業終了まで残すところ10日余りとなった今月11日、今期のうちに行きたいと思っていた有明山の裏参道松川ルートで有明山に登ってきました。
10月21日のブログでご紹介した表参道に続き、今回は松川ルートをご紹介します。
安曇野市の隣、松川村の馬羅尾高原キャンプ場から林道を歩き、看板の案内を確認して先へ進みます。
少し歩くと丸太の橋が架けられた場所に出ました。
渡ろうとすると丸太の表面は霜が降りてツルツルの状態。渡るのに一苦労です。
紅葉の中を歩いた前回の山行とは一変、更に季節が進んだことを実感します。
なんとか渡り終え林道を進むと「あがりこサワラ」と書かれた案内が目に入りました。
ちょっと惹かれましたが、右手に続く道沿いの斜面に「有明山」の看板を見つけ、道草をせずに先へ進みます。
何段も続く堰堤を見ながら進むと、ルートの目印は対岸へと続いています。
今度は丸太の橋もなく、渡れる場所を探して右往左往。
沢の水量は多くないとはいえ、濡れているだけと思った石は凍っていて簡単には渡らせてくれません。ここでズブ濡れになってしまったらもう先へは進めなくなってしまうと不安に思いつつ、状態を確かめながら慎重に渡り切りました。
沢沿いの道を進むと、目印はまた沢の対岸へと続いています。
この先も数回の渡渉を繰り返すことになりました。
渡渉が多いと聞いてはいましたが、予想以上に厄介な状況に手こずり、予定の倍近い時間を費やしてしまいました。
次第に沢の幅が狭くなり登りの取付点が近くなってきた頃、今回のルートで一番の見所「不動の滝」に到着。
美しい景観に癒されます。
滝を過ぎるといよいよ急登が始まります。
梯子を登り、笹が繁る道を一気に高度を上げて行きます。
次第に雪のついた斜面となり、滑りやすい状況の中、慎重に歩を進めました。
そして、前回登った表参道との合流点「落合」に到着。
この先は先月登ったばかりということもあり少しホッとしましたが、今回は積雪があるためまだ気は抜けません。
すっかり状況の変わった梯子やロープをどんどんクリアし、予定より少し遅れて山頂に到着。
先ほどまでチラついていた雪は消え、山頂は見事な雲海の上にありました。
八ヶ岳と南アルプスの間には富士山が見えています。
「信濃富士」から見る富士山は格別です。
燕岳から餓鬼岳、後立山連峰まで一望できました。
下りは前回と同様、中房ルートで有明荘まで無事下山しました。
おまけ
山頂でこんなものを見つけました。
熊の足跡と思われます。
途中、登山道にもたくさんありました。
登山の際はくれぐれもご注意を!
(山田)