気温は高め。
今朝の気温はマイナス2.4℃。冷え込みの緩い朝でした。夜明け前は街の灯りもきれいに見えていたのですが、西からは黒い雲がどんどんと流れてきていました。
そして、残念ながら御来光は雲に遮られてしまいました。しかし、雲の奥では日の出が見られたようで、西から流れてくる黒い雲の下だけ明るく輝きました。
その後は雲だけでなく小屋周りはガスにも包まれ展望は全くなくなってしまいました。気温は低くはなかったのですが、風が強くなってきたので寒く感じる朝となりました。
日の出は残念でしたが、天気が良くないのに外にいる方はなかなか小屋の中へは入ってこられません。どうしたのかなと外へ出てみると、皆さん同じ方向にカメラを向けていらっしゃいました。もしやと思い外に出てみると、やはり二羽のライチョウがいました。久しぶりに姿をみかけました。メスの方は真っ白になっていて雪の上ではいい保護色になっていましたが、なぜだかオスはまだ黒くよく目立っていました。ちょっと不思議な光景でした。
今日は展望の望めない一日になるかと思っていたら、8時過ぎ急に雲がきれて青空が広がりだしてきました。そしてレンズ雲や面白い形の雲が現れました。朝の天気の崩れはちょっとした前線のようなものが通過したのでしょうか。
日中安曇野側はきれいに晴れ渡り里山の紅葉の様子も小さいながらきれいに見えたのですが、対照的に西側の山々には黒い雲がかかり続きました。やはり山は寒気などが入り込むと影響を受けやすいのだと実感できました。
夕方の燕岳です。後ろの白くなっている立山が雲で隠れているので、この写真だけを見て10月の燕岳といっても通用しそうです。雪は増えるどころかなくなる一方です。気温の高い11月となっています。ただ、登山道には雪が残っている箇所もありますのでご注意を。
いよいよ営業も今週だけとなってきました。各所に雨戸を入れたり小屋締め作業も終盤となってきました。また、冬にルート上に立てる赤旗も作りました。かつてはこの位の時期にはすでに登山道に立てていたようなきがします。雪が遅くなってきているのだと改めて感じました。
河地