2021年度の営業開始に向けて。
山頂より燕山荘方面
先日、2021年度の営業開始に向け、徒歩でスタッフ7名が小屋へと入りました。例年より雪は少なめでしたが、日曜日に湿った雪が降ったようでそれに足を取られ、思ったより時間がかかって小屋への到着となりました。天気も良く、久しぶりに見るここからの景色には改めて感動しました。
早速、今日から作業開始です。コロナ対策の換気のためにもまずは窓を掘り出すことから始めます。
燕山荘~燕岳間、燕山荘~第3ベンチ間に目印となる赤旗を立てました。これを目印に燕山荘までお越しください。また、高山植物保護のためにも旗からは離れないで歩いて頂きますようご協力をお願いします。
新人スタッフも今日元気よく上山してきました。これでスタッフもほとんど揃い、営業開始の準備を加速させていきます。ただ、上山したすぐは体が高度に慣れていないので無理をしないでゆっくりと作業を進めていきます。
登山道の様子(4月20日時点)
登山口
第3ベンチ上
合戦小屋
合戦小屋上部
三角点より燕山荘方面
山荘直下
積雪量 第1ベンチ 10センチ
第2ベンチ 20センチ
第3ベンチ 40センチ
富士見ベンチ 70センチ
合戦小屋 150センチ
小屋周り 200~300センチ
登山口は全く雪がありませんが歩き出して少しすると雪が出てきます。そこからはずっと雪の上となります。上山日はトレースを広げるためにも合戦小屋からはワカンを付けて歩きましたが、営業が始まればトレースもしっかりしてきて、必要がなくなるかと思いますが山の上ではまだまだ雪が降ることがあります。その際はトレースが消えてしまう場合もあるかもしれません。その際は赤旗が立ててありますので、それを目印にお進みください。
燕山荘はおかけさまで100周年を迎えます。コロナ禍の中ですが大自然の素晴らしさを皆様にお伝えするためにしっかりとしたコロナ対策をほどこして、皆様をお迎えしたいと思います。
今シーズンもどうぞよろしくお願いします。
河地