また寒気が通過して。
朝からどんよりと曇り、今にも降り出しそうな空でとても強い風が吹いていました。皆さん、寒冷前線が通過することをご存じだったようで前日のうちに燕岳を登頂し、早めに下山されていく方がほとんどでした。その後一時、小雪が舞いました。
しかし、午後になると寒気は通過したようで、青空も見られるようになってきました。
今日は寒気によるものと思われる雲が山の上に現れていました。晴れたと思ったら曇って、雪が降ってきたりといったことを何度か繰り返しました。こんな天気を見ているとイソップ物語の「北風と太陽」の話が生まれたのはきっと、今日のような天気からではないかと思いました。
寒い一日となりましたが、除雪作業は順調に進み、本館の東側の雨戸はほとんど外すことが出来ました。これで小屋の中はずいぶんと明るくなります。ただ、こうして小屋が雪の中から出てくると、小屋の中が急に寒くなってきます。雪の保温力ってすごいですね。
太陽が西に傾き、安曇野の街を照らし出し始めると気温は急に下がりだしてきます。日の入りごろでもう氷点下となってきました。
昨日とは違って今日は雲がほとんどない日の入りとなりました。雲のない日のすっきりとした日の入りもまたいいものですね。今夜は冷え込みそうです。小屋の温度計は－４．５℃を示しています。
河地
