梅雨入り前の晴れの週末。
昨日からの雨も上がり、今日は晴れではじまりました。ただ、少し冷え込んで、水溜まりには氷が張っていました。御来光は雲に隠されてしまいましたが雲海が広がり、きれいな朝となりました。
雲が低いところだけにあっため、日が高くなるにつれ、日が差し込み始めてきました。昨日の雨で雪解けはさらに進んだようで、ヘリポート下のナナカマドはだいぶ雪の中から出てきました。
ここから見るだけでも登山道の雪がだいぶ減ったことが分かります。登山道以外のところでは、ダケカンバやハイマツが随分とたくさん顔を出してきています。改めて雪が随分と少なくなったと感じました。
梅雨入り前の晴天とあって、日帰りの方を含めて多くの方々が登ってこられ、山には活気が戻ってきました。風も強くなく、最高の登山日和となったのではないでしょうか。麓の松本では気温が28℃を越えたようです。夏を前にして、気温もどんどんと上がってきています。そうなると行動中の水分補給が大切なこととなってきます。登山中の水分不足は体調不良の原因になる場合が多いです。
お昼頃、空にはちょっと面白い雲が現れました。この晴天の下、外では皆さん、ゆったりとした楽しい時間を過ごされていました。
少し、雲の多い日の入りでしたが雲の隙間から差しこむ光が穂高岳連邦の岸壁を紅く染めました。それがとてもきれいでした。
今日の日の入り後の小焼けは、とても素晴らしいもので、まさに夕焼け劇場となりました。18時50分過ぎ、太陽が沈んで15分ほどすると西の空は見る見ると紅くなりました。
紅く染まったのは西の空だけではなく、反対の東の空までもが紅く染まりました。なんと素晴らしい夕暮れだったことでしょう。週末と合って、多くの方々がこの素晴らしい光景を目にすることが出来、なんだか僕もうれしくなりました。こんな美しい夕景を見れば、また山に登りたくなるでしょう。
この夕焼け劇場は19時20分頃まで楽しむことが出来ました。日の入りは遅くなっていますが、夕方になれば気温も下がりだすので、それを考慮した計画でお越しになられるとよいかと思います。
河地