雷4日。
昨夜もまた夕方から雷雨となりました。寒気がやってきて、雷が続くようになって、昨夜で3日目でした。まさに雷3日のことわざ通りとなりました。そんな雨上がりの今朝は登山口から、ちょっと登り出したあたりから見られるようになってきたマイヅルソウが雨に濡れて、きれいに咲いていました。また、今朝は少しひんやりとした朝となり、山荘の玄関先の温度計は3℃を示していました。
今、第2ベンチを過ぎたあたりではイワカガミが見頃となっています。イワカガミはほとんどがピンク色なのですが、こうして白いイワカガミも見かけることがあります。
合戦小屋では早くもナナカマドの花が白いつぼみを付け始めていました。ついこの間までは雪があったのにこれがなくなったと思えば、季節は夏へ向かって、どんどんと進み始めているようです。
合戦小屋の少し上ではオオバキスミレが咲き出していました。今の時期は咲き始めてくる花が多く、花を探しながら歩くのが楽しみとなっています。
合戦の頭あたり
燕山荘まで雪の上を歩く場所はほんの数か所となってきました。もう、アイゼンも必要ないでしょう。
山荘直下の夏道と冬道の分岐点の日当たりのいいところでは早くもシナノキンバイがひとつだけ咲いていました。
今日の朝のうちは青空も広がっていましたが、雲が沸きやすく、今日も大気が不安定だと感じさせられる空でした。案の定、10時過ぎには小屋周辺はガスに包まれてしまいました。
そして、15時頃より今日もまた激しい雷雨が始まりました。これでは雷3日ではなく、雷4日ですね。
街の灯りが灯り始める頃、その雷雲も去り、晴れてきました。ここから過ぎ去った雷雲なのでしょうか、東の空には積乱雲が見られました。冷たい空気が入っているのか気温は4℃台まで下がってきました。
先日、有明山へ行ってきました。有明山山頂から見る燕山荘と燕岳です。いつもは目の前に有明山があるのですが、有明山から見る東側の展望は目の前がいきなり安曇野の街になっていたのでなんとも不思議な気分になりました。また、山頂からは燕山荘も見え、いつもとは逆の景色を見ることが出来ました。近い山でありながら、なかなか行く機会がなかったのですが、有明山からの展望は素晴らしいものでちょっと感動しました。ただ、道が非常に急斜面で根っこで滑りやすく、合戦尾根を登る気分で行くとちょっと大変だと感じました。同時に合戦尾根は歩きやすい道だと改めて感じました。
河地