夏至。
今日は一年で昼間が最も長くなる夏至です。梅雨の真っただ中ですが、天候にも恵まれ、きれいな御来光を見ることが出来ました。また、太陽が昇る位置がもっとも北に近づく日でもありました。今日を境に太陽が昇る位置は日ごとに南へと移動していくようになります。それにしてもきれいな御来光でした。
雲は少し多いものの気持ちのいい天気でした。テント場から眺める燕山荘周りの雪も随分と少なくなったのが分かります。
小屋周りの緑も日に日に濃くなってきています。ここから見る合戦尾根の山肌の色もほんのりと緑色へと変わっていました。日々、こうした変化を楽しみながら見ています。山の上で生活していると季節の変化を強く感じ取ることが出来ます。
正午を少し過ぎたころの太陽の写真です。夏至ということで正午の太陽の高さも最も高くなります。カメラもタテにしないと入りきれませんでした。きれいな青空が広がり、感じのいい雲も出ていて、いつまでも眺めていたい美しい空でした。
太陽が西に傾き始めたころ、美しい光芒も見られました。６月＝梅雨のイメージもありますが、意外と晴れの日も多く、こうしたゆったりとした時間を過ごすことが出来るとてもいい時期ではないかと思います。
夏至の今日は日の出日の入りとも美しい光景を見ることが出来ました。日の出は４時２７分、日の入りは６時５７分。一年で最も長い昼間が美しく終りました。太陽は野口五郎岳の上へと沈んでいきました。これで少しづつ昼間の長さが短くなってきますが、夏本番はまだまだこれからです。今年はどんな夏になるのでしょうか。
河地
