桜満開。
午前中は晴れても午後になると夕立のような雨が降る日が昨日今日と続いています。いわゆる大気が不安定な状態というものでしょう。今日も朝からガスが沸きやすく、展望がさえぎられる時間の方が多くなりました。
青空が見られたのも午前中だけでした。午後になると遠くで雷鳴も聞かれ、雨雲レーダーを見れば長野県内各所に雷雲が発生しているようでした。
さて登山道の様子ですが雪はすっかりなくなりました。合戦の頭より上でもダケカンバの芽吹きが始まってきていて、街ではすっかり濃い緑に変わってきましたが、まだまだ新緑を楽しむには良い季節となっています。山の上は季節の進みが遅いのでまた春を楽しむことが出来ています。
第一ベンチ辺りではこのなんとも不思議なギンリョウソウをあちこちに見ることが出来ます。ちなみにギンリョウソウはツツジ科に属するそうですが、葉緑体がないため、光合成をしないのでこのように白いまま大きくなるようです。ちょっとこの面白い植物を探してみるのも面白いかもしれません。意外とすんなりと見つけられるかと思います。
燕山荘まであと少しというところでは今ミネザクラが満開を迎えています。ソメイヨシノとは違いますが、桜が咲くということは春が来たと言っていいのでしょう。稜線にもようやく遅い春がやってきました。
第二ベンチの上あたりからはゴゼンタチバナの花も見られるようになってきます。
小屋の近くではハクサンイチゲが早くもお花畑を形成し始めていました。ちらほらとシナノキンバイの黄色もあって、この先さらに花が咲き出し、白や黄色の美しいお花畑となっています。楽しみですね。
花の季節が始まり出しました。5月下旬の大雨により雪解けがいつもより少し早かったせいか、花の季節の進み具合も少し早いような気がします。稜線ではいちばん先に咲き始めるミヤマキンバイがきれいに咲いています。これからは日ごとに咲く花の種類が増えていき、花を楽しむ季節が始まり出してきました。これからが梅雨本番ですが、咲き出す花を見つけるのが楽しみとなってきます。
河地