今日も変わりやすい天気。
今朝は雲間からの美しい御来光を見ることが出来ました。その頃の気温は4℃くらいでまだまだダウンなどの衣類が欲しくなる気温です。
今日も昨日と同じような天気となりました。日が差して、暑いと思いきや急に冷たい風が吹いてきて、寒なと感じたりで恐らく冷たい空気とあったかい空気が入り混じっていたため、このようにころころと変わる天候になったのでしょう。
稜線の緑も日ごとに濃くなってきています。
稜線に育つカラマツは風が強いため、まるでハイマツかのように地面に這うようにして成長していきます。そのカラマツの枝には昨夜の雨が大きな雫となって付いていて、それが太陽の光を受け、キラキラとひかり、とてもきれいでした。
合戦尾根の登山道の雪はなくなりましたが、テント場にはまだこうして雪が残っていて、テント泊の方には雪の上に張って頂いています。例年であれば、海の日辺りまで残る場合があります。
稜線にもそろそろしゃくなげが咲き出すのではとイルカ岩の先まで探しにいくと期待通り咲いていました。稜線上のしゃくなげの木も風が強いため、大きくはなれません。この周辺で見られるのはキバナシャクナゲとなります。
しゃくなげのことを考えながら、ぼーっと歩いていると目の前を何かが横切りました。オスのライチョウくんでした。どうやら登山道のど真ん中で砂浴びをしていたようです。下の写真はその砂浴びの後です。僕もびっくりしましたがライチョウくんも僕の突然の登場にびっくりしたのでしょう、ごめんね。
また、夕方前には小屋の近くでメスのライチョウを見かけました。せわしなく、えさをついばんだと思えば今度は突然砂浴びをはじめ、そして、また次のエサを求めて歩き回っていました。卵を抱えている時のメスは巣に早く変えるためにこのような行動をとると聞いたことがあるのでもしかしたら卵がどこかのあるのでしょうか、ヒナたちの元気な姿が見られるのが楽しみです。
雲取れない一日でしたが、幸い日中は雨が降ることはなく、皆さん外のベンチでゆったりと過ごしていらっしゃいました。ただ、やっぱり今日も夕立のような雨が降りました。梅雨らしい天気が続きますが花々はどんどん咲き始め、夏に向けた最後に準備が始まり出しています。
明日は燕山荘のライチョウ観察会がありますが、明日もこうしてライチョウが姿を見せてくれるといいですね。
河地