梅雨どきの夕景。
さかきです。
大粒の雨が降るわけではなかったものの、小雨交じりの霧に包まれる時間が多い、まさに梅雨空の一日でした。
それでも夕方6時を回る頃から徐々に辺りの視界が明るくなり出し、久しぶりに山頂へ向けていそいそと出掛けてみた結果・・・
▲裏銀座主稜線に沈みゆく夕陽
夕陽に照らされて輝く高瀬の谷間に散らばる雲の向こう、裏銀座主稜線に沈みかける夕景が美しさを放っていました。
そんな中、ふと左を向けば、
ピンクの雲海上に佇む槍ヶ岳が、そして右に顔を向けると、
雲海に咽ぶ燕岳と燕山荘。夕方十数分の出来事でしたが、梅雨の合間に見る夕景としては、なかなか贅沢な時間かつ贅沢なものを見させてもらいました。
最も大天井岳山頂で“無風”であったことが、夕方6℃そこそこのひんやりした空気の中でも、落ち着いて鑑賞できた所以です。
日の入は概ね19:10頃でワリモ岳付近。
小屋周りテント場には、ミヤマキンバイがだいぶ成長してきました。
日中の強い陽ざしを浴びた“黄色いお花畑”の群れをそろそろ目にしたいところです。