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大天荘

初の水揚げ。


さかきです。

 

   ▲槍・穂高連峰

何日ぶりでしょうか、清々しい朝でした。

   ▲槍ヶ岳

   ▲穂高連峰

よーく観察すると、谷筋の残雪量はかなり減り、その分木々の緑は色濃さを増してきています。“夏山”と呼ぶに相応しい山肌の色合いとなってきました。

 

ちなみに、

大天荘と槍ヶ岳の位置関係はこんな感じ。お天気さえ良ければ、小屋から真正面に出て右手のテント場からしっかり槍ヶ岳が見られますので、一応お知らせまで。

山小屋に欠かせない生命線は色々ありますが、今日はその中でもかなり重要な事柄の一つ、水源地からポンプアップするための段取りからの水揚げ作業に向かいました。

一般登山道でない沢筋を、落石等に気をつけながら、水源地に向かって下降していくわけですが、越冬対策(雪害)で昨シーズン小屋閉め前に所々で巻き取った僅か3cmにも満たない細いパイプを、再び沢伝いに這わせながらの作業につき、今シーズン水源地作業初回の今日はなかなか手間がかかります。加えて、敷設した状態で冬を越すパイプの一部は破損個所もありで、修繕しながらの作業。

 

 

そんなこんなで半日パイプとの格闘の末、ようやく午後には小屋まで水を上げることに成功。明日以降、お客様にご提供する水を順次ポンプアップした岩清水に切り替えていく予定です。

貴重な水。今シーズンも滞りなくお恵みを・・・

稜線の山小屋にとりまして、水は大変貴重なものです。山小屋滞在中、水をご利用の際は、「節水」にご理解とご協力をよろしくお願い致します。

 

余談ですが、今年は

先日もお話しましたが、コバイケイソウの当たり年。水揚げ作業の合間、一息ついて脇の斜面を見ると、見事に群生していました。

 

 

 

その帰り道、私にとっては初の雷鳥の雛に遭遇しました!

と、その前に今シーズン最初の雷鳥クイズです。

上の画像、どこに雷鳥はいるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

正解は、

今シーズン初回につき、比較的簡単だったかと思います。

雛の動きが活発で、なおかつ小さい被写体を追うのは至難の業。

温かく成長を見舞っていきたいと思います。

株式会社燕山荘 松本事務所

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