夏山準備もようやく整って。
今朝は久々の美しい朝焼けで始まりました。まだ北東の空から太陽が昇ってくるため、東の空より北に近い空のほうが紅くいい色に染まっていました。
久々の御来光を拝むことが出来ました。この時を何日待っていたことでしょうか。いよいよ梅雨明けが近づいてきたことを感じさせる太陽の光でした。
ただ、まだ大気は不安定の様で槍から穂高にかけての稜線には雲がかかっていました。また、大下りにはいつもと違ったガスがかかりきれいでした。
空気中の湿気が多いのか赤っぽい太陽の光でした。太陽の少し右側には遠くで激しい雷雨となっているのでしょうか、カナトコ雲も現れていました。
朝のうちはまだガスの沸き上がりが少なく、力強い夏の太陽の光を見ることが出来ました。
久々に見る双六岳から鷲羽岳にかけての風景は、谷筋に残る雪もだいぶ少なくなってきて、山肌の様子も夏らしくなってきました。
コバイケイソウの当たり年である今年はあちこちにコバイケイソウの花を見ることが出来ています。
午後になってくると今日もやはり、ガスに包まれ、遠くでは雷鳴も聞かれるようになってきました。こんな天気が連日続いています。明日もこのような天気が続きそうなので早出早着が大切かと思います。
今日の午後より、山荘直下の夏道を開通させました。明日以降、ご予約も増えてきて今週末からいよいよ夏山の最盛期が始まりそうです。準備が出来るのが今日までとなりそうだったので、小屋周りやお部屋の準備、コロナ対策の再チェックなど慌ただしく準備を進めました。これでようやく夏山の準備が整い、皆様をお迎え出来そうです。
テント場の様子ですが、半分以上は地面が出てきましたが、まだ雪が残る部分があります。到着が遅い方は雪の上にテントを張って頂く場合もあります。
１９時頃、やや強い雨が降り出しましたが、面白いことに北西の空は紅く染まりきれいでした。不安定な天候が続いていますが、こうした面白い光景に出会うことが出来ます。また、今日は北陸地方で梅雨明けの発表がありましたが、甲信地方より先になるのは珍しいような気がします。明後日以降、晴れマークが多くなってきているので北アルプスでもいよいよ梅雨明けとなるのでしょうか。まもなく夏が始まります。
河地
