再会。
さかきです。
文句なしの快晴の朝。
梅雨が明けて二日目。日中時折霧に巻かれる事数回ありましたが、概ね陽ざしが眩しい一日でした。
本格的な夏山登山が始まり、人の往来も徐々に増してくると、過去においてそのシーズン中絶対に“ゼロ”とならないのが、遭難です。もちろん、好んで起こす人はいないわけですが、安全登山を促す意味で、殊、北アルプスの稜線ではこの方々の啓蒙活動というのは極めて重要な任務、なくてはならない存在です。
昨晩は夏山常駐隊のお二人が来荘。
少々遅くまで、山談義に花が咲きました。
昨シーズンは感染症の拡散防止の関係で、巡回はありませんでしたが、今年は隊員の皆さんご自身でも感染症対策をしっかり取られた上で、2年ぶりのパトロール復活です。この方々とこの時期に再会し始めると、「夏山来た」という感じがものすごくします。
この夏、北アルプスの燕岳から南のエリアに足を踏み入れる方は、どこかでこのお二人と遭遇するかもしれません。
単に遭遇するだけならともかく、お世話になることのないよう、くれぐれも安全登山と余裕ある山行計画をお立て頂きたいと思います。
午前中、思いもよらない方が小屋を訪ねて来られました。
私が20年以上前に、初めて山のガイド行為をさせて頂いた際にご参加頂いたお客様です。年は重ねられたようですが、お顔とお名前は今でもしっかり鮮明に頭の中に記憶として残っています。今日は朝4時に燕岳の登山口を出発し、大天荘には10時頃到着。なんでも日帰りでお見えになられたとのこと。再会の嬉しさと懐かしさで、珍しく私も一緒に写真に納まらせて頂きました。
是非今度は泊りがけでお出かけください。
遠い所からありがとうございました。