夏空戻る。
台風８号の被害は全くありませんでした。ただ、少し湿った空気が残ったのかガスの多い朝となりました。そのおかげで幻想的な美しい光景を見ることが出来ました。
東側には雲海が広がり、その雲海に雲の影が映っていました。雲に雲の影が映るという面白い現象でした。
日中は夏空が戻ってきました。日差しは強烈でまさに夏の太陽でした。夏の典型的な空模様となり、安曇野側にはガスが沸き、東側は裏銀座の山々や槍ヶ岳がきれいに見えていました。ただ、このガスのおかげでヘリコプターによる荷揚げが出来ず、何度も何度も外を見に行くことを繰り返しました。
日中はさらにガスが濃くなりました。すると山荘の近くまでライチョウの親子がやってきてくれました。先日見かけた４羽のヒナは元気に育っているようで、元気よくエサを食べていました。
１７時半過ぎ、ようやくガスが取れ、朝から待ち続けた荷揚げが始まりました。諏訪方面にはもくもくとして発達した積乱雲が沸き上がっていて夏らしい夕方となりました。開始時間が遅かったため、３便で終わってしまいましたが、少しでも荷揚げが出来てよかったっです。明日以降、賑わってくるのでなんとか明日中に物資が上がってくれるといいのですが。
日の入りごろ、さらに天気は良くなってきて、久しぶりにきれいな日の入りを見ることが出来ました。また、南東の空にはさっきより高くなった積乱雲が見えていました、雨雲レーダーを見ると諏訪や岡谷あたりでが激しい雨となっていたようです。昨日は終日、曇りや雨で夏が遠のいてしまったような気分になりましたが、今日のこの空を見て、まだまだ夏は続くのだと安心しました。
河地
