雷鳥クイズ。
さかきです。
ぼんやりとした槍ヶ岳の山肌に現れたブロッケン現象。
三俣蓮華岳や双六岳の山肌に斑状に映る雲の影。余計に山肌の立体感が増します。
大天荘玄関前から日の出方向を仰ぎ見ると、刷毛でサッとなぞったような美しい雲。
穂高連峰を独り占めするキャンパー。
今朝はあちこちで変化に富んだ光景を見ることが叶ったわけですが、そのぶん小屋と山頂の間行ったり来たりを3往復はしたでしょうか。
今日は台風の余波もすっかりなくなり、昼間こそ霧に包まれていましたが、朝晩中心に周辺の景色が楽しめるほどのまずまずの空模様でした。
比較的お客様の流れが落ち着いた昼下がり、近所をうろうろしながら視線を足元に落とすと、
▲ミヤマコゴメグサ
▲タカネツメクサ
▲オヤマソバ
どれも白っぽい可憐な花です。オヤマソバは、紅葉シーズンになるとオレンジに近い赤に染まる彩りよい葉っぱへと変化します。それは鮮やかで、最終的にはあたかもドライフラワーのよう。
ちょっとギョッとさせたらごめんなさい。私自身もクモは大の苦手ですが、オヤマソバにくっついていたこの子、あまりにも色合いがきれいだったのでつい撮ってみました。何という名前かはわかり兼ねますが。
そして私個人的に一押しのかわいい花といえば・・・
チシマギキョウ。重たいのか、どの株も“こうべ”が垂れてしまうところにかわいらしさがあると思うのですが。
昨日の話の続きではないですが、いろんな花が開花しだしており目を楽しませてくれます。
ちなみに夕方、立山方面には
既に衰退期に入っているであろう夕立性の雲。
これで夏空復権となるでしょうか・・・
◆
道端の花を気にしながら歩いていたら、久しぶりに「ピヨピヨ」という鳴き声。いらっしゃいました。
ということで、今シーズン第2回目雷鳥クイズ!
どこに雷鳥がいるでしょう? ヒント:お母さん雷鳥1羽だけです。
正解は
ちょっと難しかったでしょうか。
すこーし近づいてみると・・・
雛も元気に餌を啄ばんでいました。
この家族の雛の数が少し減ったような気がしますが、これは自然界の流れで致し方ないことなのでしょう。
小屋近くでウロウロしていますので、見かけたら温かく見守ってあげてください。