2時の虹。
このところ夕立の起こりやすい日が続いていますが、朝になるときれいに晴れています。今朝も夜明け前はきれいな星空が広がり、4時半前には小屋の灯りも全部ついて、山の早い朝が始まり出します。4時前には東の空には冬の星座であるオリオン座が見られるようになってきています。
朝になっても発達した積乱雲がまだその名残があり、周りの雲よりひときわ高く現れていました。
そして、日が昇る頃、鷲羽岳から水晶岳の稜線には滝雲が現れていました。滝雲はその言葉通り、雲が滝のように稜線から流れ落ちているように見えました。
そして、久しぶりに美しい御来光を見ることが出来ました。玄関前からヘリポートにかけての小屋の東側に多くのお客様が集まっていました。燕山荘の夏らしい光景です。
今日の題名の2時の虹です。お昼頃、突然雨が降り出してきました。この雨は短い時間であがりました。そして、美しい虹が現れました。きっと、偶然なのでしょうが、この虹が現れた時、時計を見ると2時を指していました。なんだかうれしい気分になりました。
その後も不安定な天気が続き、雨が降ったり、晴れたりとなりました。そして、18時過ぎには強い雨が降り、雷鳴も聞かれました。7月も今日で終わりです。山の夏は短いと言われますが朝晩も10℃くらいまで下がる気温には、また夜明けに見られる冬の星座であるオリオン座からも秋の足音が早くも近づいてきているようにも感じます。このところの不安定な天気、早く収まってくれないかな。
河地