滝雲にブロッケン現象の朝。
さかきです。
▲大天井岳山頂より日の出直後
正直、この繁忙期においてヘリコプターの空輸作業が数日滞っている今日この頃、この雲海モクモクの朝は素直に山小屋スタッフとして手放しに喜べる状況ではないのですが・・・そうは言いつつも、純粋に美しい朝だったことには間違いありませんでした。
▲雲を纏う穂高連峰
年に一度や二度しか北アルプスの地を踏めない多くの登山者にとって、雲がある無しに関わらず目の前にそびえる穂高の雄姿、加えて青空に映える様が目に入れば、最高のご褒美。
シャッターを切らずにはいられないでしょう。
もちろん普段この地にいる私だって、こういうシーンが目に入れば撮りたくなってしまいます。中天井岳からのブロッケン現象。
今朝は割と長い間こういった滝雲が続きました。小屋の中にいるとなかなか状況掴めにくいものですが・・・こればかりは長年の“勘”で、このタイミングであそこに立てばもしかしたらこんな感じの光景が見られるんじゃないかな、なんて。
もちろん抱くイメージから大きく外れ、撮って後で見直してみると、「なんだこれ?」ということのほうが多いですが。
夕べは夕立のあと、外の温度計は8℃台まで下がり、長袖一枚ではやや肌寒い感じでした。
今のところ頭上から強い陽ざしがさんさんと降り注ぎ、今日の日中は暑くなりそうです。
熱中症対策怠りなく、楽しい山での一日となりますよう、願っています。