秋雨前線。
夏と秋の空気の堺目に出来る秋雨前線がしばらくこの辺りに居座るような予報が出ています。台風9号が通過した後は秋の空気の範囲に入ったのか気温が下がりました。今朝も6℃台まで気温が下がりました。30度を超える猛暑の中から登ってこられた皆様はこの気温の低さに少々驚かれているようでした。そんな今朝は雲が多く、日の出を待てど見られない朝でしたが、しばらくして雲の隙間から光が差し込み、とても美しい光景が見られました。
燕山荘の周辺のナナカマドの木にはまだ青々としていますが実が付き始めていました。ついこの間花を咲かせたと思ったら、夏の忙しい日々を過ごしているほんの2,3週間のうちに花から実へと変わっていたようです。このナナカマドは12月から6月にかけては雪の中に埋まっています。そう考えると1年の半分近くは雪の中にあることになります。
小屋の東側の斜面にはシシウド以外にほかの草花より頭を高くしている花があります。マルバタケブキです。
晴れることもなく、日差しもないため肌寒さを感じる一日でした。明日からの天気をご存じのようで、天気が少々悪くても山頂へ今日中に登られる方々がほとんどでした。明日以降の天気が少し気がかりです。また、気温も低くなっているので稜線を歩かれる際には雨だけではなく、風の強さも気に掛ける必要が出てきます。せっかくの休みの方も多いと思いますが、お天気ばかりはどうしようもありませんね。とにかく無理をしないことが大切だと思います。
河地