再び雨は上がって。
今日もまた風雨の強い朝を迎えました。木々は大きく揺れ、風が強いことを物語っていました。前線がかかるとこうして強い風が吹く場合もあります。しかし、その雨もお昼過ぎには上がり、燕岳も姿を見せてくれました。燕山荘の東側斜面はどことなく黄色っぽく色が変わってきて、この長雨の間に季節が進んだことを伝えてくれました。
今日も中房線が通行止めのため、登ってくる方はなく、静かな一日となりました。そんな中、稜線上にサルが上がってきていました。今、ハイマツの実が食べ頃の様で登山道のあちこちでかじられたハイマツの実を多く見かけます。サルたちにとってはハイマツの実が貴重なエサとなっているようです。また、このハイマツの実はホシガラスにとっても大事なエサとなっているようで、ハイマツの木々の中でホシガラスの姿もよく見かけます。
夕方、さらに天気は良くなってきて、ガスの切れ間から一時、松本の街も見ることが出来ました。この天気の回復を喜んだのは僕たちだけではなかったようで、あちこちから鳥たちの元気な鳴き声も聞こえ始めてきました。きっと鳥たちもこの天気の回復を喜んでいたのでしょう。中房線の崩落個所の工事も進んでいるようなので道路の開通も近いのかもしれません。燕山荘にも安曇野建設事務所から道路の情報が届きますが、詳細は直接、安曇野建設事務所にお問い合わせ頂いたほうが早いかと思います。また、この長雨の間に季節は進んできたようで気温の低くなってきています。今日でも日中は10℃少しまでしか上がりませんでした。街と山の温度差にご注意ください。
河地