1年ぶりのクラッシックコンサート。
星の美しい明け方を迎えました。松本平の夜景の上には、それに負けじとオリオン座が美しく輝いていました。
週末と合ってテント場も賑やかになっています。テントの方々の朝は早く、夜明け前から灯りが灯り、コッフェルのぶつかる音などが聞こえてきます。今朝は月明かりも結構明るく、夜明け前なのにヘッドランプなくてもなんとか歩けるほどでした。
少し西寄りの風が強かったですが、比較的穏やかな朝を迎えました。昨日あたりから少し気温が上がっているようで、冷え込みも緩い朝でした。
ちょうどその頃、槍ヶ岳にはまとわりつくような面白い雲が現れていました。
土曜日とあって、早い時間帯から玄関前は賑やかになってきました。気が付けば、8月ももう間もなく終わりです。毎年、思うのですが山の夏はあっという間に過ぎ去ってしまいますね。
朝のこの晴天が長く続くものではないと物語る雲が現れていました。水晶岳の上にはクラゲのような雲が現れ、また、各所にレンズ雲も現れていました。そして、午後になると雨こそ降らなかったものの、山荘周辺は濃いガスにすっぽりと包まれていました。
昨年は行えなかったクラッシックコンサートを今年は形を少し変えて行いました。いつもであれば、夕食後に食堂のテーブルを全部片づけ、皆さんご一緒に演奏会を行っていたのですが、このコロナ禍の中ではそれは行うことが困難です。そのため、演奏時間は短くなりましたが、三回ある夕食の食事ごとに鈴木メソードの皆様に演奏を行って頂きました。1年ぶりに聞く、音色はとても素敵でとても感動しました。コロナウィルス感染症がなかなか収まりませんが、出来る範囲内で皆様にお楽しみい頂こうと今回の企画を行わせていただきました。お客様の大きな拍手と笑顔がすべてを物語っていたと思います。
河地