少しづつ秋の空気へと。
夜中に降っていた雨は、夜明けには上がり、展望が開けてきました。そして、大天井岳を覆うように雲が現れ、普段なかなか見られない光景を目にすることが出来ました。そして、今朝、富士山ではこの秋初めての氷点下を記録したとの知らせもありました。ここ、燕岳でも玄関先の温度計は朝、７℃台を示し、肌寒さを感じました。同じ気温でも湿度が高い日の方が寒く感じるものです。今朝は湿気の多い朝だったので、気温以上に肌寒く感じ、ストーブを何台か着けました。
雨雲レーダーを見ているとすぐに西から次の雲がやってきそうでしたが、３０分ほどだけ雲の隙間に入ったのか東の空が少しだけ赤く染まりました。しかし、すぐに強い雨が降り出してきてしまいました。日中の気温も１０℃を超えるかどうかくらいで肌寒く、すっかり秋の空気でした。雨で濡れての到着のお客様はきっと寒かったことでしょう。受付の宿泊カードを書くのに手が凍えて、苦労されている方もいらっしゃいました。雨の日はレイングローブ等あるといい季節になってきたようです。
午後は雷鳴が聞こえる時間帯もありましたが、時折、雨も止んで燕岳が姿を現す時間帯もありました。明日明後日の天気予報を見ていると気温は少し下がってきそうです。山の上では街と比べて気温が１０℃以上低くなりますので防寒具をお忘れなく、またここから大天井岳や槍ヶ岳に向かわれる方はこちらはさらに気温が低くなりますのでご注意を。
河地
