今朝は3.9℃。
さかきです。
今朝は思いの外冷え込み、大天荘の温度計で3.9℃まで下がりました。
まだ霜が降りるほどではありませんでしたが、確実に3000m級の稜線上には秋の訪れを実感できる体感温度になってきています。
この先テント泊で大天荘までご予定の方、夜間は相当“寒くなる”という前提で、防寒対策の準備怠りなくお出かけください。個人差はありますが、ダウンの上下や冬用のシュラフ等のご用意をお薦め致します。
朝方がこれだけ冷え込んでくるわけですから、無論夕方もそれなりきに気温の下がり方は急になってきます。
▲残照 槍ヶ岳シルエット
夕食出しを終え、食堂の窓越しから強い西陽が辺りを照らしているのが見え、いそいそと中天井岳辺りまで出かけました。
雨具を羽織っただけでは少々肌寒さを感じました。風が無かったのが幸い。
久しぶりの夕景はきれいで新鮮でした。
▲日の入直前 18:12頃
三俣蓮華岳と丸山の左側に沈む夕陽。辺りの雲を真っ赤に染めるこの僅かな瞬間は格別です。
小屋に戻って温度計を覗くと、7.1℃まで下がっていました。
テント泊に限らず、山小屋等の施設をご利用予定の方は、遅くとも16時頃までにはご到着できる行程での計画をお願い致します。
夕方の気温の下がり方が急になるこれからの時期は、稜線上で一度体を冷やすと、動きが鈍くなったり、思いも寄らない低体温症のリスクが高くなる可能性があります。
適切なカロリーや水分の摂取、ダウン等の防寒着の携行等がとても大切です。
本格的にストーブが恋しくなる季節になってきました・・・