登山道状況。
さかきです。
昨日の飛騨地方を震源とする地震、大天井岳周辺の影響についてです。
上記の画像は、大天荘~切通分岐間、小屋から200m手前の登山道の様子です。今のところ通行に大きな支障は出ていないものの、落石の痕跡が確認できます。人通りの少ない時間帯での地震だったこともあり、人的被害が出なくて幸いでした。
明日には応急処置を施しますが、依然として弱いものの時折突き上げるような有感地震は時々続いています。
大天井岳頂上を取り囲む巻道周辺は、元々浮石の多い小石程度の落石は頻繁にある場所です。またいつ大きな揺れが来ないとも限りませんので、当面の間通行の際は、揺れそのものと、登山道側面上部からの落石には十分ご注意頂きますようお願い致します。
なお、切通分岐~大天井ヒュッテ、大天荘~大天井ヒュッテの巻道については、大天井ヒュッテさんにお問い合わせ頂ければと思います。
他、燕山荘~大天荘、大天荘~常念小屋の間の登山道は、特に影響はありません。
ということで、昨晩から今朝にかけての小屋周りの様子をまとめて数枚。
今年の中秋の名月は明日9月21日、加えて満月と重なります。
昨晩は“ただ”の月夜でしたが、久しぶりに輝かしい灯を堪能させて頂きました。
夜に咲くテントの華を見て・・・やはり活気づくテント場を見ると、なんとなしにホッとするのは私だけでしょうか。
▲日の出直前 浅間山と麓を見下ろす
▲待ちわびていたご来光
大勢の登山者の方にこの光景をご覧頂けたこと、小屋のスタッフとしてとても嬉しい限りです。
と、こんな時に地震なんて・・・この北アルプス南部を震源域とする群発地震は、言ってみれば定期的に起こりうるものなのだそうですが、今回についてはこれ以上大きな被害が出ないうちに収束することを祈るばかりです。