登山中の体調管理。
さかきです。
今日から秋の連休後半となります。
▲日の出 5:30過ぎ
今日は午前中から晴れ間は出ているものの風が非常に強く、大天荘のテント場から一歩稜線の登山道上に出ると、平均10m/s以上の風が吹いています。
ちなみに、今朝は大天荘の温度計で2.3℃まで外気温が下がりました。寒冷前線が南下し、大陸から冷たい空気が流れ込んだ影響による気温低下だと思われます。もし風が止んでいたら、もう少し気温は下がっていたかもしれません。
▲燕岳に続き表銀座縦走路
なんだかんだと、朝晩の気温は徐々に右肩下がりの傾向。紅葉の色づき具合も顕著に進んでいるように見えます。
▲雲を纏う槍・穂高連峰
9月の後半、これからの季節、寒冷前線が日本列島を横切ると、大陸からの寒気が流入しやすくなってきます。
段々と寒くなります。
特に、今日のように晴れ間が出ていても冷たい西風が強いと、体力の消耗は想像以上です。
無理のない山行計画はもちろんですが、防寒対策は絶対怠りなきようご準備の上登山をお
楽しみ頂きたいと思います。
<お願い>
全国的な新型ウィルス感染症の第5波と呼ばれるものは、徐々に減少傾向にあるようですが、やはりいつ増加に転じないとも限らない状況は当面続きそうです。
山小屋ご利用にあたりましては、日頃登山者の皆様には色々な面で感染症対策にご協力頂いているものと察しますが、先にも申し上げました、登山口出発の際は通常の体調でも、過酷な気象条件の下登山をされますと、思わぬ体力の消耗による発熱や頭痛、倦怠感等が出やすくなる傾向にあります。
仮に山小屋で発熱等の症状が認められた場合、状況によっては、加盟する山小屋組合のガイドラインに則り、感染症疑いでそのお客様に対応させて頂くことがあります。この点は、万全を期するためにも予めご理解ご協力きますようお願い致します。
登山中の体調異変を予防するためにも、日常の健康管理はもちろんの事、無理な山行計画や、軽装での登山はくれぐれもお控え頂きますよう、重ねてお願い申し上げます。
加えまして、日没も日に日に早まってきております。日没前後の遅着の方を時々お見受けしますが、上記の点も踏まえまして、遅くとも15~16時頃までには目的地に到着できる山行計画をお立て頂きますよう、繰り返しお願い申し上げます。