今朝は2.1℃。
さかきです。
大天荘の温度計で、今朝は2.1℃まで下がりました。外に置いてあるベンチというベンチには、きれいに霜が降りていました。
地面には霜柱。
燃料貯蔵所においてあるドラム缶にも霜。
下界はまだまだ夏日にもなる陽気に反し、標高3000m級の稜線では一足早く氷点下になるかどうかという寒さ。登山者の皆さんの多くが朝晩はダウンを羽織っていました。寒く感じるはずです。
朝晩の冷え込みが顕著になってきたここ数日で、紅葉はぐんぐん進んでいる模様。
▲槍ヶ岳
▲穂高連峰
岩稜色ゆえわかりづらいとは言うものの、明らかにその山肌は紅葉色に染まっています。
▲遠望 剣・立山連峰、白馬岳方面
たおやかな山並みを湛えています。これがテントから朝起きて最初に目に入ってくる光景ですから、なんとも贅沢だと思います。
巻雲だから秋、というわけではありませんが、早朝にたなびくこういった感じの雲は、やはり秋を感じ得ます。
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ヤマテンの予報文を見ますと、明日2900m辺りから上部の標高帯では、「みぞれ」の文字が出てきました。そういう時期になってきたわけです。
陽ざしの出ている今朝でさえ、多くの登山者はかなりの寒さを感じている様子でしたので、これで風や雨またはみぞれの天候ですと、それ以上の寒さを感じることになるのだと思います。
防寒装備は必ずお持ちになり、また行動食と呼べる物は、持てる範囲内で沢山お持ちになり、こまめなカロリー摂取と水分補給を欠かさず登山されますようお願い致します。加えて、登山前日の夜は十分な睡眠と体力確保に努めてください。
低体温症等を防ぐのに大切なことです。