有明山登山道の状況(9/30時点)
10月3日(日) 午前7時半現在の気温:8℃ 天候:晴れ
こんにちは。
9月30日に有明山に登頂しましたので、登山道の様子を紹介いたします。
なお、飛騨地方を震源とする地震の影響が気になっていましたが、通行の妨げとなる倒木や土砂崩れなどはありませんでした。
※有明山は遭難の可能性が高い山として、長野県登山安全条例の指定登山道に含まれており、登山届の提出が義務付けられています。しっかりと下調べし、山岳保険への加入や、ヘッドライト・非常食・防寒着などを準備し、安全で楽しい登山を心掛けましょう。
山頂までのコースタイムは「山と高原地図」によると登り4時間、下り3時間です。
雪はありませんので、アイゼンやチェーンスパイクは不要ですが、急な斜面や木の根が多く滑りやすくなっています。しっかりとした靴で足元に注意して登りましょう。
登山口への入口は第二駐車場、または有明荘裏手の第三駐車場にあります。
第三駐車場からのルートの方が、傾斜が少し緩やかです。
今回は第三駐車場からのスタートです。
緩やかな坂道をしばらく進むと、三叉路の看板。左側が第二駐車場からの道、右が有明山。
道中に数カ所ある梯子。雨の日は滑るので慎重に。
かじられた跡のあるハイマツの実。ホシガラスやサルが食べるようです。
途中からところどころ大きい岩が現れ、急登続きの中、道が少しなだらかになります。
4合目の標柱。
ロープがある箇所は滑るので注意。特に下りはロープを活用しましょう。
最初の鎖場。岩場をトラバースしますが、横に打たれた鉄の杭が3本あり、足場に困ることはありません。
30mほど、笹が茂って足元が見えずらい道が続きます。雨の後はぬかるんでいますので、滑らないよう注意。
小尾根に出ると、一瞬ですが初めて眺望が開けます。
急登が続きます。
倒木の下をくぐり、シャクナゲのトンネルを抜けます。
(この時期、花はついていません)
左手に15mほどの大きな岩。もう少しで6合目です。
丸太の橋。ロープもあり、足場もしっかりしています。
雨宿りの岩。
鎖の岩場。慎重に下りましょう。このあとも梯子や急登が続きます。
白い小さな石が転がっています。下りはロープを使って滑らないように。
8合目を過ぎると稜線伝いで平坦な道が多く、視界も広がり、足取りが軽くなります。
もうすぐ山頂。最後のひとふんばりです。
山頂に到着。ステンレスの鳥居(避雷針)が目印です。奥社まではさらに20分ほど。
二等三角点と標高が書かれた看板。
安曇野の市街地側の眺望。雲海で見えませんが、天気のいい日には富士山まで見渡せます。
反対側。合戦尾根と燕岳が望めます。燕山荘は私の肉眼では確認できませんでしたが、目の良い人は見えるそうです。
岩場をトラバース。
中岳の祠。さらに少し進むと奥社があります。お楽しみのゴールは、ぜひご自分の目でお確かめください!
以上、登山口から3合目半あたりまでは、急登続きで同じような景色が続きますが、途中からは視界も良くなり、アスレチックコースのようで楽しい登山でした。ただ、傾斜が急で転ぶと止まらないような道が続きますので、雨の日や雨の後は特に注意が必要です。
(土谷)