秋の登山日和。
玄関先の温度計は6℃台で今日も暖かい朝を迎えました。待ちの灯りがまだ残る頃、富士山の後ろの空も紅く染まりだし、富士山がかっこよ見えていました。
そして、今朝も真っ赤な太陽が昇ってきました。くっきりと晴れ渡った朝のまぶしい太陽もいいのですが、こうして少し霞んだ空だと真っ赤な太陽となり、太陽の形もはっきりと見え、こんな日の出もいいものです。
その真っ赤な太陽が紅葉した山肌を紅く照らし、より一層きれいになりました。
合戦尾根の紅葉はダケカンバの白い幹が目立ち始めていますが、燕岳から高瀬側に延びる紅葉は今が見頃でとてもきれいです。この紅葉もやがてどんどん下に降りていきます。
稜線上に生えるカラマツは風が強いため、木の枝が風下に向かって横に伸びていきます。そのカラマツの葉もきれいな黄金色へと変わってきています。稜線の紅葉は一足先に晩秋の様相へと変わり始めてきています。今日の日中は気温は10℃を超え、暖かく秋の登山日和となりました。今日も平日にしては多くの御客様が登ってこられました。
これから前線が日本海辺りを通過していくようです。その影響なのか午後になってくるとあちこちに吊るし雲が現れ始めました。上空ではきっと強い風が吹いているのでしょう。
今日も沈む太陽の姿は雲に遮られてしまいましたが、その後、西の空は真っ赤に染まりました。久しぶりに見る美しい夕景でした。
緊急事態宣言が解除され、また、紅葉の美しい時期と重なり、山にも少し人が戻ってきたような感じがします。ただ、気を抜くことなく、コロナ対策には引き続き力を入れていきたいと思います。館内でのマスク着用、食事中などマスクを外した際の大きな会話を控えて頂くなどお客様のご協力も大切となります。どうかご協力の程お願い致します。
河地