水源地からの秋。
さかきです。
このダケカンバとカラマツ、大天荘の水源地から槍ヶ岳方向に目を向ける時その視界に入って来るわけですが、思い起こせば7月頭に水揚げの準備に出かけたときには淡い緑色を湛えていた葉っぱ、今ではすっかり黄葉と化し、まもなく落葉を迎えます。
巡る季節、水源地の閉め作業に取り掛かる頃合いとなり、今日出かけてきました。
多少小雨がぱらつく生憎の空模様。
水源地へ向かう途中の辺りの光景はすっかり秋色。山肌に纏う雲は、より晩秋匂わせる演出です。
現場に到着後はてきぱきと作業を進めていきます。とはいえ、大天荘がある限り半永久的にこの水源地は大切に守っていかなくてはいけません。水揚げ準備の時以上に丁寧な作業が求められます。
今日で水源地の小屋周りの片づけは概ね終了。残すは大天荘まで伸びているパイプの一部離断+巻き取り作業になるわけですが、日改めて再訪とし、それでようやく水揚げ関係の越冬対策は終了となります。
帰りしな、
クロマメノキの“赤い絨毯”と、
オヤマソバの“ドライフラワー”が我々スタッフの労をねぎらってくれるには十分すぎるくらいの自然美を湛えていました。