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燕山荘

素敵な光景、不思議な光景。


冷え込みが強くなるのは週明けと思っていたところ、今朝は意外と冷え込んで西側にある温度計は氷点下にまで下がりました。御来光を見るのに一番の人気スポットのヘリポートは霜でつるつるになっていました。冷え込みの厳しい朝でしたが、雲海から登る太陽が素敵で、寒さを忘れてしまいそうでした。

太陽が昇るにつれ、裏銀座の山々の高い所から順に朝日が当たり始めます。晩秋の色となった山肌も朝日に照らされ、紅く美しく染まりました。

雨上がりの後の晴れとあって、空気が澄んで景色がとてもきれいでした。朝は冷え込みましたが日中はぽかぽかと暖かく、素晴らしい登山日和となりました。今の時期の晴れた日は朝と日中の温度差が大きくなるのが特徴です。

とても気持ちのいい秋晴れで、また展望も美しかったので今日は何度も何度もカメラを持って外へと出かけました。そして、いつもと何だか違うことに気づきました。富士山の形がいつもと違うのです。夕方、見た時にはこれが本当に富士山なのだろうかと思えるほど、形が違っていました。恐らく、暖かい空気と冷たい空気の層がそこにあったため、富士山がゆがんで見えたのだと思いますが、なんとも不思議な光景でした。

日が傾いてきた頃、西鎌尾根には滝雲が現れていました。恐らく、この時、新穂高辺りは雲の下となっていたのでしょうか、西鎌尾根と笠ヶ岳の間にこうして雲が入るのはあまり見かけない光景でゆがんだ富士山といい、いつもと違う光景に出会うことが出来ました。

秋の穏やかな一日はこの美しい日の入りで終わりました。日が沈むちょっと前、金色になったカラマツが美しく輝き、それから少しして、17時12分に太陽は沈んでいきました。思った以上に日の入りが早くなってきています。

 

お知らせ

本日、予定していましたテント場工事で出た廃材のヘリコプターによる物輸は明日に延期となりました。明日、テント泊でお越しの皆様には大変ご迷惑をおかけするかと思います。場合によっては、夕方までヘリコプターが飛ぶため、テントの設営をお待ちいただく場合があります。また、玄関前にも7~8回物資を運んでくるため、その時間帯はいつものようにベンチでゆっくりとご休憩できなくなります。山小屋はヘリコプターにより、食料や燃料などを上げているため、ヘリによる物資輸送は山小屋の生命線となります。また、テント場のトイレ工事も新しく建て変えるためのものです。ヘリコプターによる物資輸送にどうかご理解の程お願い致します。なお、ヘリコプターによる物資輸送は天候に大きく左右されるため、日程変更となる場合もありますのでご了承願います。

河地

 

 

 

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

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