初雪。
朝は雨音で目が覚めました。昨夜寝るときはもしかしたら外は真っ白ではと期待していたのですが、残念ながら雨でした。しかし、気温はどんどんと低くなっていき、7時半頃、雨が雪へと変わりました。燕山荘での今シーズンの初雪です。この雪は30分ほどで終わり、積もることはありませんでした。
雨は10時頃にはやんで、天候は回復へと向かっていきました。雪は積もりませんでしたが黄色くなったカラマツや葉っぱを落としたダケカンバに雨氷が着いていました。昨日までは暖かったのですが、一気に気温が下がり、また、同時に季節も一気に冬へと近づきました。
天気の回復を待って、第2別館の布団を新館へと移動しました。少しづつ、こうして冬支度と同時に小屋の片付けも始めだしてきています。まだ、積もるような雪になる可能性は高くありませんが、気温からしていつ降ってもおかしくないので、油断せずに早めに準備を進めています。
そして、一時青空も広がりました。ただ、気温は徐々に下がっていき、15時過ぎには西側にある温度計は氷点下を示していました。
日が差すと冷たい空気との温度差のためか、小屋の東側はガスに包まれてしまいました。そのガスの水滴は粒が見えるほど大きなものだったので、もしやと期待していたところ、やはり白い虹が現れました。結構、長い時間これを楽しむことが出来ました。ナナカマドの赤い実との組み合わせがなかなか良かったです。
17時ちょっと過ぎるともうすでに太陽は沈んでいました。そして、気温はぐんぐん下がっていき、玄関先にある温度計は-4.7℃まで下がっていきました。そうなると今シーズン最小の水抜き作業となりました。今回の冬型の気圧配置により、季節は一気に進んだようです。ちょっと前から山の上は寒いですよといっていましたが、-5℃近くまで気温が下がってくると秋というより、もう冬と言っていいかもしれません。
河地