夕方から雪です。
さかきです。
本格的な降雪から一日が経ちました。
大天荘周辺、風通しが良く積雪がほとんどなかった箇所は、今日午前中の陽ざしでだいぶ地面が露出しました。
一方、今日各方面からお見えになられたご宿泊のお客様の声を聴くと、縦走路の大部分は積雪が残る状態のようです。
昨日今日の陽ざしで、積雪量自体は雪がしまり沈み込んで少なくなっているものの、踏み固められた部分は今後圧雪状態で凍結するところが出てくるものと思われます。
▲常念岳方面
わかりづらいかもしれませんが、顕著に登山道上に雪があるのが見て取れます。
特に背丈の高いハイマツの間を縫うようにある登山道部分にこそ、吹き溜まり状に積雪が残り、そういったところではズボズボと足が取られやすく、歩きづらいものです。思いのほか時間と労力の消費には注意が必要です。時間に余裕を持たせた山行計画を心掛けて下さい。
▲遠望 鹿島槍ケ岳・白馬岳方面
▲剣・立山連峰、針ノ木岳
こちらの山域はこれで根雪になるのでしょうか。
夕方前から再び雪が降り出しました。
今日は風がほとんどなく、“しんしん”と降っています。
もはやこれから先、空から降ってくるものは雨ではなく雪のほうが増えてくる季節です。
山へお出かけの前は、必ず小まめな気象情報の確認と、北アルプスの稜線縦走登山は“冬山装備”を念頭にご準備頂ければと思います。
<おまけ>
昨日の登山道視察の際に上空を旋回していた猛禽類。悠然と飛ぶその姿は、“格好いい”の一言に尽きます。「トビ」でしょうか・・・?
雷鳥の足跡です。雪が積もると、こういったアニマルトラッキングが楽しめます。
これはうさぎ。私のピッケルの長さは約60cmなので、思いのほか大きい個体です。普段見かけることはほぼ無いのですが、足跡を見ると身近に感じます。