いよいよ１１月です。
このところ天気の大きな崩れはありませんが、雲の多い日が続いています。今朝は外のベンチに久しぶりに霜が付いていました。湿気が多いからなのでしょうか。すっきりとした天気ではありませんでしたが、日の出前、東の空が赤く染まり始めました。
空気中の水蒸気が多かったためでしょうか、真っ赤な太陽が顔を出しました。太陽が昇ると今度は皆さん、反対の西側へと場所を変えられ、朝日に染まる槍ヶ岳をカメラに収めていらっしゃいました。
今日も昨日と同じようなどんよりとした空の一日となりました。昨日が営業最終日だった大天荘にご宿泊されたお客様の多くがここに立ち寄られ、下山されて行かれました。これで縦走される方もぐっと少なくなり、山は静かになっていきます。
ここしばらく、雪は降っていないので雪は少しづつですが、減ってきています。ただ、凍結により滑りやすい所も多いのでチェーンアイゼンを付けて登ってこられるお客様が多いです。
玄関前にいる「山男」の横に「白い山男」が現れました。お客様が創られました。それにしても上手くできています。気温が上がらなければ、この白い山男を見ることが出来そうです。
あと３週間で今シーズンの営業も終わりとなります。営業しながら、少しづつ小屋終いの準備を始めています。昨日、営業を終了したサンルームは半分を倉庫使用にしました。雪がドカンと降ってしまう前に、小屋の中にいろんなものを入れるための準備です。天気予報とお客様の流れを見ながら、小屋閉め作業は進められています。
現在のテント場の様子はこんな感じです。所々、地面も出ています。燕山荘周辺は白くなっていますが、雪は５㎝ほどしかなく、まだ、本格的に雪の上にテントを張るといった感じではありません。ただ、夜は連日氷点下になっていますので、その寒さに耐えられる装備でお越しください。さもないと寒くて寝られないことになります。
河地
