あたたかな一日。
今朝は安曇野側にはきれいな雲海が広がっていました。御来光を見ようと日の出前から、外のは多くの方々が集まっていました。
ただ、今日の太陽は少し朝寝坊したようで、雲の上に出てきたのは6時20分過ぎのことでした。
そして、太陽が雲より高くなれば、日差しで暖かくなり、出発前の玄関前はとても賑やかでした。天気がいいので皆様下山されるのが名残惜しそうでした。
今日の日中は決して高い気温ではありませんでしたが、風も弱く、暖かなまさに小春日和となりました。そんな暖かさに誘われてか、このところあまり見かけなくなってしまったイワヒバリたちが数羽の群れでやってきて、可愛らしい鳴き声を聞かせてくれました。
週末の片付けをしているうちにあっという間に夕方になってしまいました。16時を過ぎれば、すっかり夕方の雰囲気になってきます。最盛期の頃とは違い、スタッフの数もぐっと少なくなって、週末が終るとその片付けで1日~2日費やすことになります。あっという間に時間が過ぎていきます。その週末もあと2回を迎えるのみになっています。
日の出は連日のように見えていますが、日の入りの頃になるとガスが沸いてしまったり、雲があったりで見えないことが多く、久しぶりに美しい日の入りを見ることが出来ました。樅沢岳の上あたりに16時45分沈んでいきました。
そして、日が沈んだ後、白くなった南アルプスの北岳や仙丈ケ岳などの3000m峰の山々がほんのりピンク色に染まりました。
大天荘のスタッフが小屋閉め作業を終え、今日下山して行きました。今日からは夜になっても隣の山小屋である大天荘の光が見えなくなってしまいなんとなくさみしくなります。また、これでこの周辺で営業している山小屋は燕山荘だけとなりますので、ご注意を。
昨日、餓鬼岳からこちらに向かわれたかがいらっしゃいましたが、所々残る雪により、かなり苦労されたようでした。積雪の季節になったら北燕岳から餓鬼岳へは通行困難と思っていただいたほうがいいかと思います。北燕岳より先では雪がある時に過去に大きな事故も起きています。
河地