再び冬景色へ。
昨日は気温もプラスになり、雨が降りましたが、今朝になると寒気が入りだしてきていて、雪が降っていました。昨日の雨で一旦解けた雪は再び積もり始めていました。そんな今朝、昨日一羽のライチョウがいたところに三羽のライチョウの家族がいました。オスだけはまだ白くなっていないようでした。これにはなにか意味があるのでしょうか。一方、2羽のメスはすっかり白くなっていて、雪の上だと目立たなくて、見つけるのに少し苦労しました。面白かったのは、メスが木の上に登って、食べそこなったナナカマドの実がちょうど木の下にいるオスの目の前に落ちていき、それをオスがぱくっと食べた瞬間でした。昨日今日とヘリポート下のナナカマドの実を食べにライチョウの家族がやってきました。しばらくはこの光景を目にすることができるのでしょうか。
今日の日中は積雪量がぐっと増えるような雪の降り方ではありませんが、一日中、強い風と雪となりました。安曇野市の天気予報は晴れだったので、今日登ってこられた方の中には驚かれた方もいたようです。この2,3日は寒気の影響を受け、安曇野市の天気予報が晴れでも山の上では雪が続くかもしれません。これからの季節、燕岳に登られる際は安曇野市の天気が晴れだからといって、山の上も晴れとは限らないことが出てきます。冬は街の天気だけではなく、山の天気予報を見ることも大切となってきます。山の天気予報の情報を入手しづらい場合は安曇野市より大町市の天気予報を参考されるといいかと思います。また、直接燕山荘に天気の情報をお問い合わせ頂くのも一つの方法かと思います。ちなみに19時半現在、気温は-7℃まで下がり、強い風と雪が舞っています。
今日のような天気の日は外作業は諦め、小屋の中での作業を進めます。水を節約するためにコーヒーか紙カップで販売していますが、その紙カップにはこうしてひとつづつスタンプを押して、皆様に喜んでいただこうとしています。
河地