雪があるからこそ。
この時期の燕山荘は写真を撮られる方が多くいらっしゃいます。また、雪があるからこそ、来られるお客様も多いです。
今朝はどんよりとして、日の出はだめかと思っていましたが、窓越しになんだか赤くなっている様子。急いで表に出ると、真っ赤な太陽が待ってましたとばかりのカメラマンたちの前に顔を出しました。太陽の光で雪面が赤く焼けて、まるで別世界でした。
日が出て少しすると青空も見え始め、気温も高めでこの時期にしては登りやすかったかもしれません。午後からはどんよりとした空で、夕方前からきれいに見えてきました。
雪は解けたように感じますが、人が歩く部分はしっかりと踏み固まっています。チェーンアイゼン等の装備はしっかりとご準備お願いします。また、燕岳近辺はそこまで強い風は吹いていませんでしたが、縦走路を大天井方面に行かれた方はかなりの風で、引き返して来られました。燕山荘から先は完全な冬装備が必要です、トレースがなければ、道が分からくなることもあります。単独行動は避けましょう。
日の出は時々、太陽が出て、雲に隠れて、また雲の上に出て、と2度日の出を見れることがありますが、今日は日の入が2度見れたような感じです。日が沈んで、もう終わってしまったと思っていたら、雲の切れ間から、また太陽を見ることが出来ました。でも、2度目が本当の日の入りなんでしょう。
午前中は雪の照り返しが強く、玄関先に出るのもサングラスがほしいなと思えるほどでした。ふと、夏道の方へ目をやると動物の足跡がたくさんついていました。姿は見せてはくれませんが、この時期は足跡でばれてしまいますね。
稲垣