営業を終えて。
11月の天気は燕山荘の営業に合わせてくれたかのように、営業最終日まで比較的穏やかな天気が続きました。また、営業最終日と満月が近いこともあって、月食を見ることが出来たり、月明かりの美しい夜を楽しむことが楽しむことが出来て、いい雰囲気での小屋閉めとなりました。夜明け前、外に出てみれば燕岳が月に照らされ、シャッターを切ればまるで昼間のようでした。
今朝は天気が下り坂に向かっていくのか、昨日までに比べると雲の多い朝となりました。また、天気が崩れる前というのは気温が上がることが多いのですが、今朝は玄関先の温度計は-3℃台と冷え込みはやや緩くなりました。そんな今朝でしたが真っ赤な太陽が東の空から顔を出してきました。
今年は10月に雪が降り、積雪が多くなるのかと思っていたのですが、やはりここ最近と同じように雪の少ない中での小屋閉めとなりました。10年くらい前は小屋閉めの頃といえば、合戦の頭辺りまで冬ルートにして赤旗を立てていました。そう考えると近年の雪の少なさというのはやはり地球が温暖化してきているためだと実感出来ます。
お昼くらいまでは玄関前はお客様で賑わっていたのですが、お昼を過ぎるお客様も少なくなり、また、雲もどんどんと増えてきてなんとなくさみしい感じになってきました。今年は後半になって、少しお客様も戻ってきて、1年ぶりにお会いできたお客様も多くいらっしゃいました。コロナ禍はまだ完全には収まりませんがこの調子でいけば、やがて、かつてのような生活がまた戻ってくるのではと期待したいところです。そのためには燕山荘には引き続き、感染予防に力を入れていきたいと思います。
23日には下山出来るように、今日一日めいいっぱい片付け作業を行いました。明日以降、天気が悪そうなので外回りは今日中に片付けを終えました。23日は冬型が強まるようで風雪の中の下山となるのでしょうか、少し心配です。
河地