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燕山荘

冬晴れ。


 

非常に強い寒気の流入により、-20℃を下回る厳しい寒さと風雪が3日ほど続きましたが、9時頃より突然青空が広がり始めました。そして、そこには白銀の美しい世界が広がっていました。自然は厳しさの反面、こんな美しい姿を見せてくれます。だから冬山はやめられませんね。

今回のこの強い寒気は滋賀県などで記録的な降雪となったようでしたが、燕岳周辺ではそれほど多くの積雪とはなりませんでした。したがって、今日現在トレースは埋まることなくしっかりと付いています。ただ、登る時天気が良くても下山の際が大雪となってしまうことがありますのでわかんはお持ちになられるかといいかと思います。

空気は澄んで、富士山もくっきりと見えていました。

久しぶりに安曇野や松本の街を見ることが出来ましたが、こちらはまだ積雪していないようでした。ここからほんの少し北の池田町や松川村はほんのりと白くなってきました。冬型の気圧配置になった時、雪が降るか降らないかの境目はいつもこのあたりになります。

天気が悪い日が続き、登ってこらっる方も少なかったのですが、この冬晴れの下、やや多くの御客様が登って来られました。今日、登って来られた方は本当にラッキーだと思います。

日中、気温は-16℃程でしたが、先日までの寒さが厳しかったことと日差しがあったため、風の当たらない所ではぽかぽかと感じました。ただ、槍方面を見ると激しい雪煙が時々舞い上がっていました。きっと、その中に居たらかなり大変なんだろうなと思い、眺めていました。

冬晴れは一日中続きました。日の入りが近づくと雪面はセピア色へと変わっていきます。この位の時間になると気温が下がりだしてきて寒いのですが、この時間帯の山肌の色は本当に美しいといつも思います。

 

16時40分頃、太陽は笠ヶ岳の右側に沈んでいきました。今年も残りわずかとなってきましたが、後何度このような美しい日の入りが見られるでしょうか。

年末年始の休みがそろそろ始まり出してきます。明日辺りから、登って来られるお客様の数は多くなり、賑やかとなってくることでしょう。ただ、悪天時には無理だけはなさらないでください。人それぞれ体力や登山技術の力量は異なります。あの人が登るから私も大丈夫ではなく、ご自身の力量をしっかり把握して登山をされると安全な登山になるかと思います。

河地

株式会社燕山荘 松本事務所

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