再び風雪へ。
昨夜は久しぶりにきれいな夜景やオリオン座を見ることが出来ました。冬の夜空は寒いですが空気が澄んで、とてもきれいでした。
今朝になると早くも天気は下り坂に向かっているのか、高曇りとなり、ぼんやりとした御来光になりました。そして、合戦尾根には所々雪煙が舞い上がっていました。
太陽が昇り、雪面をほんのりとピンク色に照らし始めたころ、槍穂高の上には何とも言えない怪しい雲が現れ始めていました。今朝は冷え込みも緩くなりました。天気が崩れる前というのはたいてい気温が上がることが多いです。
そして風はさらに強くなってきて、奥穂高岳からは激しい雪煙が舞い上がるのが見られ、合戦尾根にも雪煙が舞い上がり、その中を歩かれていた方は大変だったことでしょう。その頃までは東側の空は遠くの山々まできれいに見えていました。
しかし、あれよあれよという間に天気は急速に悪くなり、お昼前には風雪模様となってきました。ただ、救いだったのは気温が-10℃程とそれほど低くなかったことです。明日以降の天気予報もあまりいい予報とはなっていません。コロナがワクチンなどにより少し終息し出しきていて、昨年は冬の燕岳に登れなくて、今年こそはという方が多くいらっしゃいました。この先数日の天気予報は芳しくなく、残念ですがやはり安全が第一と思います。少しでも不安を感じるようであれば、無理をして登ってこられないほうがよいかもしれません。ただ、天気はどうなるかわからないのでなんとも言えませんが、山での年越しを楽しみにされている方のために準備は十分に整っています。
河地