風雪から快晴へ。
明けましておめでとうございます。2022年がいよいよ始まりました。今朝は昨夜から続く、-20℃以下の低温と激しい風雪で始まりましたが、11時頃より急激に天気が回復してきて、真冬の美しい燕岳が姿を見せてくれました。1年の始まりとして、幸先の良い一日となりました。
今朝の朝食はお雑煮とおせち料理で山でもお正月気分を味わって頂きました。
そして、オーナー赤沼より、最近、毎年恒例となっているお年玉のプレゼントがありました。
11時頃より急激に視界が広がり、そこに現れたのは白くなった安曇野や松本の街並みでした。どうやら麓の街でも積雪となったようでした。この辺りはあまり積雪の多い地域ではないのでこうして白くなった街並みを見ることはあまりありません。
1月1日に富士山が見えるとは縁起がいいような気がしています。今日はくっきりと美しく見えていました。
天気が回復すると皆様次々と燕岳へと向かって行かれました。ただ、風が非常に強く体感温度は-30℃以下だったのではないでしょうか。それでもこの美しい景色に誘われ、多くの方々が厳冬期の燕岳に登頂されました。そして、帰ってきた皆様の笑顔は素敵でした。
燕山荘の燕岳冬期登頂ツアーの皆様も燕岳に登頂することが出来ました。
14時頃より玄関前で、-16℃の中、餅つきを行いました。こんな高い所での餅つきはそうそうあるものではないでしょう。はじめのうちは良かったのですが、時折強い風が吹いて雪煙が舞い上がり、ちょっと厳しい中での餅つきとなりましたが、この素晴らしい景色の中で行う餅つきの感動の方が勝っていました。
しかし、やはりこの寒さの中での風雪には耐えられなく、2回目は玄関の中で行いました。皆様にもつきたてのお餅を食べて頂き、大変喜んで頂きました。
日中は真っ青な青空が広がりましたが、稜線上は非常に強い風が吹き、あちこちに激しい雪煙が舞い上がっていました。真冬らしい美しさです。
1月1日の今日は昨日からご連泊されている方も多く、また天気にも恵まれ、楽しそうに山でお正月を過ごされる方の笑顔にたくさん出会うことが出来ました。そんな1日はあっという間に過ぎていき、気づけば16時45分頃、太陽は沈んでいきました。日の入りは僅かですが日に日に遅くなっていきます。
1年の始まりを素晴らしい天気の下、迎えることが出来ました。今日の天気のように今年がいい年になるような気がしてきました。明日は山からの初日の出が見られるのでしょうか楽しみです。
河地