正月三が日も終わって。
今シーズンの冬期営業も明日のお泊りまでとなりました。正月の三が日が今日までとあって、山も少し静かになってきました。今日は燕山荘の燕岳冬期登頂ツアーの皆様と一緒に燕岳に登ったので、その様子を交えてお伝えしていきたいと思います。昨年の１２月２１日の入山以来、久しぶりに登山道を歩いたのですが、やはり全体的に積雪量が増えていました。ただ、多くの方々が登られたのでトレースがしっかりとしていて歩きやすくなっていました。
今日の午前中はなんとか天気がもってくれて、景色を楽しみながら歩くことが出来ました。ただ段々と風が強くなってきて、合戦の頭を過ぎると風を遮る木々がないため、時折激しい雪煙が舞い上がっていました。風が強かったですが気温が－１０℃とそれほど低くなかったので、ツアーの皆様は順調に燕山荘まで到着することが出来ました。
天気はどんどんと下り坂に向かっていましたが、ぎりぎり山頂に行けそうな天候でしたので、強風の中でしたが燕岳を目指しました。時折、立ち止まらなければならないほどの風が吹くこともありましたが、無事に燕岳に登頂で来ました。今日のような風で気温がもう少し低ければ凍傷の可能性も高くなるので、恐らく山頂へは行かなかったと思います。
撮影：クリス・クック
今日、ツアーの皆様と歩いている途中で何か所かライチョウの足跡を見つけたのですが、その姿は見られませんでした。今日お泊りのお客様の中で夏道と冬道の分岐点辺りで真っ白になったメスのライチョウを写真に収めた方がいらっしゃって、その写真をわけて頂きました。
明日のお泊りで今シーズンの冬期営業は終了となります。
河地
