強風!栂池展望湿原日帰りツアー。
3月12日・13日の両日にて、栂池展望湿原ツアーを催行致しました。
▲3月12日
▲3月13日
栂池ロープウェー早春運行の開始に併せて始まる燕山荘オリジナルの展望湿原日帰りツアー。
3月半ば以降になると、白馬岳はじめとする後立山連峰一帯も少しずつ天候が安定してくる頃・・・とは言うものの、今回は両日ともに稜線の雪煙が激しく、同時に栂池自然園から展望湿原にかけても絶え間なく吹き付ける強風には、ご参加頂いた皆さんやや戸惑いを感じられていました。
春めいてきた陽ざしや青空や気温とは裏腹に今回の強風、山の天候の厳しさを改めて身に染みる二日間となりました。
【3月12日】
ロープウェー山頂駅からスタートするこのツアー、ほどなく栂池自然園の入口付近に辿り着きます。
この日はロープウェーも要所で徐行運転するほどの強風でしたが、見事な晴天の下、迫って来る白馬三山の山並みに心が躍ります。
この晴天とロープウェー運航開始を待ちわびていたのか、バックカントリーで入山する人達も大勢でした。
1月と2月の栂池ツアーでは見ることが叶わなかった栂池自然園からの眺望、この日は言うことなしです。ただ向かい風には参りました。
振り返れば妙高山から高妻山に戸隠連山が見渡せます。
気温自体も高めだったこの日、風が無ければ逆に汗ばむほどの陽気だったことでしょう。
日焼けやサングラスなどの紫外線対策は必須です。
展望湿原には昼前に到着。
立っているのがやっとの強風下、この景色を目の前にして、皆さん頑張ってシャッター切るのに没頭。
本来ここにて昼食となるのですが、風除けを一番に考え、早々に当たりの弱い所まで標高を下げてのランチタイムとしました。
帰りは、一連の栂池自然園ツアーでお馴染みヒップソリを使いながら、雪まみれとなっての下山。ワイワイ楽しみながら帰路に就きました。
【3月13日】
翌13日、前日からの強風は、標高1,800m~2,000m付近に位置する栂池自然園周辺は収まっておらず、この日も向かい風に当たりながらの前進となりました。
気温は前日にも増して高め。今にも雪ではなく雨が落ちてきそうな雲行です。
歩き始めこそ白馬三山は雲の中でしたが、展望湿原に到着する頃には、かろうじて白馬岳・杓子岳・白馬鑓ケ岳のピークがうっすら見えるまでに。
前日ほどではないにせよ、この日も北信の山並みが見渡せました。
ただ、徐々に強まる風に、ロープウェー運行に支障が出ないか気が気でなくなってきたこともあり、早々のランチを済ませ、下山と相成りました。
それでもヒップソリはしっかり楽しみました。
展望湿原で我々に顔を見せてくれた白馬三山は再び雲の中。
気付けば見上げて太陽の周りにはうっすら日暈が。
なんとか雨や雪に当たることなくツアーを締めくくることができました。
▲3月12日ツアーご参加の皆様
▲3月13日ツアーご参加の皆様
ツアーにご参加頂きました皆様、ありがとうございました。
担当ガイド:井村、河地(12日のみ)、榊
写真と文:榊
次回の栂池展望湿原日帰りツアーは、3月19日(土)から3日間連続です。