風雨。
昨日の晴れは束の間だったようで、今朝になると空は一面の雲で覆われていました。
燕岳の山頂から伸びる尾根の斜面の木の周りの雪は解け始め、その丸が日に日に大きくなってきたような気がします。これは同じ雪山でも冬には見られない光景です。この丸の大きさが雪解け具合を教えてくれます。
午前中はなんとか天気がもっていたので、除雪作業を進めました。しかし、お昼頃になると風が非常に強くなり、雨も降り出し、雪のかけらが飛んできて、日焼けした顔にそれらがあたると痛くてたまりませんでした。さらに風雨は強くなり、外での作業は今日はあきらめました。
4月にこの稜線で雨が降るとはやや驚きです。たいていなら雪になるものですが、ただ、この雨は恵の雨となりました。屋根に落ちる水を集めれば、何もしなくても水を得ることが出来、雪を解かす必要がありません。夜になって雨脚はさらに強まってきました。この雨で雪解けがぐっと進みそうです。登山道の状況も大きく変わることでしょう。ただでさえ少ない雪がさらに少なくなってしまい、少々心配な気がします。
河地