薄っすら雪化粧。
昨日の夕方、雨は雪へと変わりました。そして、少しづつ積もり始めましたが朝になって外に出てみると積雪というほどではありませんでした。それでも薄っすらと雪が積もり、雪解けが進んで汚れてきた雪面が再びきれいな白になっていました。そんな今朝は西側に付けてある温度計は−9℃を示し、とても寒い朝を迎えました。今年は比較的暖かい日が続いていたので、いつも以上に寒く感じる朝でした。御来光を見るに皆様の服装は冬と変わらないものでした。寒さは厳しかったのですが、その分美しい御来光となりました。
冷え込んだ朝でしたが冬とは違い太陽の光は力強く、ひなたでは暖かく感じる様になってきました。その日差しを受け、残雪の山々は美しく輝き始めました。また、木々に付いた霧氷も太陽の熱により、どんどんと解けていきました。
安曇野では、田植えが始まり出しているのでしょうか、数日前より水の張られた水田が増えてきました。山のうえはまだまだ冬の名残が強いのですが、街では田植えも始まり、春から初夏へと変わりだしてきています。今の時期、山の上と下では季節感が大きく異なります。
ゴールデンウイーク二日目の今日は天気も良く、玄関前のベンチはとても賑やかで楽しそうでした。
お昼過ぎ、お客様から虹のようなものが出ていますよと教えて頂き、外へ出ると太陽の下に環水平アークが現れていました。この現象は5月や6月によく見られますが、見られるのも年に1,2回あるかないかで珍しい現象です。これに気づかれた方はさかんにシャッターを切っていました。ただ、この現象は巻層雲がある時に現れるものでこの巻層雲の後には天気が崩れることが多いと言われていますので明日の天気を知らせてくれるものかもしれません。
今日の晴天の下、多くの方が燕岳を目指されました。見た目とは違い、稜線に吹く風は冷たく、皆さん結構着込んで燕岳の山頂をめざされていました。
日が沈むころには再び気温は氷点下へと下がってきました。明日は再び雪が降りそうです。入山以来、比較的暖かい日が続いていたので、もう雪は降らないような気分になっていましたが、今の時期はまだまだ雪が降るのが普通です。明日、また降雪があって、その後には真っ白で美しい光景が楽しめるのでしょうか。
河地