冬へ逆戻り。
昨日の厳しい天候から一転して、今朝は晴れて美しい日の出を見ることが出来ました。積雪は小屋周りで10㎝程増えただけでしたが、新雪が積もったことにより冬のような美しい光景が広がました。それに気温も氷点下10℃位まで下がり真冬のような朝となりました。
そして、日が昇ると美しい青空も広がり始め、新雪を纏った山々がより一層美しく輝き始めました。木の枝に所々雨氷もついて、太陽の光を受け、キラキラと輝いていました。こんな素敵な晴れとなりましたが、天気予報ではこのあと天気が崩れると言っていたのですが、とてもそんな気がしませんでした。久々に心躍る美しい朝となりました。
しかし、天気予報のいう通りとなりました。晴れは朝の一時だけで10時頃よりどんどん雲がかかりはじめ、やがて雪が降り始め、吹雪模様へと変わっていきました。今日の天気予報を見て、大天井方面への出発をやめられた方は天気予報を見ていて、本当に良かったとおっしゃっていらっしゃいました。
この後今日は終日吹雪となりました。そして、夕方になるとテント泊を諦め、小屋泊へと変える方が多くいらっしゃいました。改めて、5月はまだまだ冬山であることを実感させられる一日でした。明日は天気が良くても冷え込みがさらに強くなりそうです。しっかりとした防寒具をお持ちください。ただ、今の寒気が抜けてしまえば気温は上がってくるようです。まだまだ冬の気配が強いようですが春の足音も聞こえ始めています。
河地