寒さは厳しいですが。
昨日はテント泊を諦め、小屋泊へと変えられる方が多くいらっしゃいました。久々にちょっと厳しい天候となった昨日から一夜明けると天気はすっかり回復していて、まだ、寒気による雲が所々現れていたものの、美しい光景が広がりました。ただ、気温は低く、−１１℃。とても厳しい寒さでした。
寒さが厳しいがゆえの美しさです。木々には霧氷がびっしりと着き、また、新雪により山の白さが一層際立ちました。本当にきれいな朝でした。
昨日はとても山頂に行けるような天気ではなかったので、今朝、下山前に多くの方は燕岳の山頂へと向かわれました。きっと、最高の展望だったことでしょう。
昨日の降雪により、若干雪は積もりましたが、それほど多いものではありませんでした。連休の真ん中に入ってきて、この晴天とあって少々寒さは厳しかったのですが、今日は常念岳方面へ多くの方が縦走されて行かれました。この連休中は除雪作業はしばらくお休みです。
屋根に積もった雪が小屋の熱で溶け、屋根にはたくさんの氷柱が出来ていました。冬であれば寒すぎてこうなることはないのですが。いくらさむいといってもやっぱり冬と春は違いますね。日中はこの氷柱の塊が屋根の下の段に落ちてきて、大きな音がして何度もびっくりしました。
この連休中、一番の賑わいとなりました。合戦尾根に目をやるとあちこちに人の列が見られました。
テント場にカラフルなテント村が出来上がりました。コロナ禍でテントの張り数も減らしているため、かつてのような賑わいはありませんが。
１８時半頃、日の入りを迎えました。きれいな日の入りだったのですが、この時で気温は－５℃。風も強く、皆さん玄関を出たり入ったりしながら、この美しい日の入りをご覧になられていらっしゃいました。
久々に美しい街の夜景が見えています。連休も後半に入っていきますが、明日からは気温も上がってきて、快適な登山となりそうです。軽装備で来られる方がいらっしゃいますが、燕岳ではピッケルと前爪のあるアイゼンをお持ちになることをお勧めしています。
河地
