平日は静かです。
梅雨前線は信州からは離れているため、雨にはなりませんでしたが雲の多い一日でした。日差しがないため、少しひんやりとした一日となりました。
5月の平日というのは登ってくる方も少なく、静かでゆったりとした時間が流れています。この時期は登山口辺りでは新緑が始まりだし、山の上では残雪がまだたくさんあって、山の上と下での季節の違いの大きさを楽しめる季節となっていて、とてもいい季節だと思います。
本館に乗っている雪はすべて取り除くことが出来たので、小屋内に建ててあるサポートを少しづつ取り始めています。今日は食堂にあるサポートを外すことが出来、随分とすっきりとしてきました。
今日の日中は稜線の東半分はガスが沸き上がりました。夏によくみられる光景です。今日も除雪作業を進めましたが、ちょうどそこはガスのかかる所で、いつもなら安曇野をはじめ大展望を楽しみながらの除雪作業となるのですが、今日はちょっと残念でした。
雪の少ない今年、除雪作業をしてみてわかることは見た目以上に雪が少ないという事です。いつもならかちかちでスノーソーでなければブロックに出来ない雪が密度が少なく、スカスカなためスコップでさくさくと切れ、思った以上のスピードで除雪が進んでいきます。順調にいけば今週中には大方の作業を終えることが出来そうです。
陽が沈むと今日も気温は0℃くらいまで下がってきました。
陽が沈むころ、小屋の南側の斜面に行くとメスのライチョウが晩ご飯を食べていました。この辺りは南側斜面で日当たりがよく、草の新芽の成長が早いためか、毎日のようにこの辺りでライチョウを見かけます。
河地