登山道を守る人々
5月26日(木)午後2時現在の気温:15℃ 天候:晴れのち曇り午後より雨
先日(5月24日)、有明荘から有明山裏参道コースで山頂(2268m)まで往復してきました。当日は快晴で山頂からは安曇野平、鹿島槍ヶ岳から燕岳、大天井岳の展望が素晴らしかったです。
生い茂るシャクナゲ 例年6月10日ごろが開花のようです
手がかりになるロープや鎖が設置されています
急登が続く、また岩場のトラバースが多いです
一週間ほど前に、燕山荘グループのスタッフで笹刈りを行い、マーキングを一部つけ直しました。長野県登山安全条例に基づき、有明山は指定登山道に定められています。目印を見失わないように目線を上にして進みましょう。
燕岳登山口近くでも道直しをしています。夏山を迎える前に毎年行う山小屋の重要な仕事の一つです。
壊れたハシゴ段を取り外して、新しく作り直しています
苦労せず何気に登山道を歩けるのはありがたいことだなぁとつくづく思いました。快適に登山できるのは「道を整備してくださる人がいる」からですね。すべてが手仕事、歩幅に合わせた階段の高さや、笹がきちんと刈られた道は職人技です。山小屋や地元ガイドさん、いろんな人の支えで、山の自然を楽しむことができます。私は道直しはできないけれど、せめてゴミは落とさないように環境を守りたいと思います。
(林)