カモシカがやってきた。
今日もすっきりとは晴れませんでしたが、雨が降ることはなく、梅雨時としてはまずまずの天気となりました。そんな中、ヘリポート下にあるナナカマドは日に日に緑を濃くしてきています。
冬道を通る今の時期、合戦尾根を登り切ったところではこのカラマツが皆様をお迎えしてくれます。こちらもずいぶんと芽吹いてきて、柔らかな新緑がとても色鮮やかです。この色を見ると6月の山って本当にいいなと思います。
燕山荘周辺でもハクサンイチゲがたくさん咲いています。咲く花の数が増えてくるとなんだかうれしくなってきますね。
日中は雲も多く、日差しがあまりなくて、西風が強かったこともあり、ちょっぴり肌寒さを感じました。明日からお隣の燕山荘グループである大天荘の営業が始まるためでしょうか、金曜日にしては賑やかな一日となりました。
小屋の近くにクマのようなものがいるとの情報があり、外に出てみるとそこいたのはクマではなく、ニホンカモシカでした。ニホンカモシカは中房線の道路わきで見かけることはありますが、燕山荘周辺で見かけることはあまりありません。今の時期は草木の新芽がたくさんあって、それを目当てに小屋の近くにやってくるのでしょう。
日の入り前、西の空には美しい光芒が現れていました。その雲が創り出したのでしょうか、反対の安曇野側の空には薄っすらとでしたが、反薄明光線が現れていました。これら雲が創り出してくれる美しい現象です。すっきりと晴れ渡った日にはこのような現象を見ることができません。雲があるのもいいですね。
今、日の入りは19時頃となっています。6月21日が夏至となり、一年で最も昼間の長い時期となっています。週末の明日は天気の大きな崩れもなさそうでにぎやかとなりそうです。ただ、そうなると登山口にある駐車場は満車となってしまうこともありそうで、その際は燕山荘のホームページにも案内がありますが、安曇野市内にある登山者用の駐車場に止め、バスやタクシーで登山口までという方法もあります。
河地